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一次審査通過作品一覧

No.7 佐藤 真生 (奈良女子大学2年)

No.7 佐藤 真生

★デザインコンセプト
みかんの花言葉である「花嫁の喜び」「清純」から「幸せいっぱいの花嫁」がコンセプトのみかんをイメージしたウェディングドレスです。花嫁らしい上品さとみかんの甘味をイメージした可愛らしさ、酸味をイメージした大胆さを合わせました。

 

★使用素材
バックサテン、チュール、レース、オーガンジー

 

★デザインのポイント
ベールとボレロとアンダースカートとスカート部のドレープ布は花嫁と清純を表す白色、ベールのリボンはみかんの葉の緑色、リボンとオーバースカートとビュスチエはみかんの皮や房の橙色とクリーム色です。
白のレースのボレロの袖口は結婚式を連想させるベルの形にした上品なシルエットです。
ビュスチエの胸元には布で作ったみかんの花をたくさん敷きつめます。スカート部のドレープ布にもみかんの花をたくさん縫い付けます。コンセプトの元となったものがみかんの花言葉であるからです。
スカート部の背面は後ろ姿を華やかに演出させるため、スカート部のドレープ布でボリュームを出したデザインです。
ビュスチエの背面は正面と違ってシンプルにくるみボタンを並べたデザインです。背面はスカート部がボリュームのあるデザインであるため、ごちゃつかずすっきりするようにしました。
オーバースカートは背面の大きなリボンと正面の小さなリボン、みかんの実をイメージして丸みを帯びたシルエットを合わせた可愛らしいデザインです。
さらに正面の華やかなフリルと白のアンダースカート(3段ティアードスカート)から脚が覗く大胆なデザインにしました。コンセプトで述べたようにみかんの甘味をイメージした可愛らしさと酸味をイメージした大胆さを表しています。

★デザインのコンセプト
みかん×ロリータ
ありそうでない組み合わせを提案。
みかんの瑞々しさ、甘さ、色、形を含め、更にロリータの可愛さを加えて新しいみかんを描きました。

 

★使用素材
レース、フリル、ビニール

 

★デザインのポイント
ポイントは、冬場のこたつの中でみかんを食べる美味しさ、猫が中でくるまっている所、日本の風習を表しました。

No.10 泉本 愛 (大阪府立伯太高等学校)

No.10 泉本 愛

No.11 山本 咲央 (大学生)

No.11 山本 咲央

★デザインコンセプト
小さい頃からみかんは買うものではなく、近所でハネ(B品)を分けてもらうものだった。それが当たり前で過ごしてきたが、今春から上京し、一番近くにあった果物のみかんが遠いものとなった。春先にはただただダンボールいっぱいに地元のみかんが送られてきて、地元が懐かしくなった。
この時感じた、みかんの美味しさ、みずみずしさ、鮮やかさ、ときめき。

 

★デザインのポイント
腰あたりにある、赤い網模様の部分は、みかんネットを表現している。
パンツのあちこちについている水色の玉はみかんのみずみずしさを散りばめたもの。背面にある、大きな白い花はみかんの花をイメージしている。

No.12 Huang Chiehlin (東京大学3年)

★デザインコンセプト
「ありのままのみかん、新しいみかん。」
みかん×ファッションを考え始めた時いくつかスケッチしましたが、どうもみかんをモチーフにした既成観念から逃れませんでした。  (言わばみかんの形や、皮と実という構造を取り入れたりすることです。)
でもそうすると単にコスプレいみたいなパーティ衣装にしかなれず、ファッションになれないと気付きました。そこで発想を切り替えて、みかんをモチーフではなくグラフィック的な要素として使いました。衣装を見たら第一反応は「すぐみかんだと分かる!」というより「おしゃれ!」を狙っています。「でもよく見たらみかんじゃん!みかんもこんなにおしゃれにできるんだね」というような流れとなれるなら幸いです。

 

★使用素材
スキューバを使いたいですが、模様はどう出力するか難しそうです。

 

★デザインのポイント
食べ物としてのみかんは大変身近な存在だが、衣装はあえてコントラストをとって未来風のデザインにしました。
ポップで可愛いらしいイメージだが、背中は露出して少しセクシーさも加えました。また靴は太めのヒールを選びましたが、ヒールは緑とポイントのカラーになります。

No.12 Huang Chiehlin

No.13 松田 紅大 (東京大学1年)

No.13 松田 紅大

★デザインコンセプト
果肉から切り離され内側の内果皮があらわになったみかんの皮がモチーフです。
白色のレザーに、洋服の裏側にあたる部分は超微粒子の染色型塗料を噴霧することで橙色に着色し、洋服の表側にあたる部分は水性ペンキを厚塗りし乾燥させたのちクラックさせることで、表裏で全く異なる外果皮と内果皮の独特のテクスチュアを表現します。

◎みかんの皮の特徴である油胞と外果皮、内果皮からなる構造を、メインのマテリアルであるレザーに着色や塗装、その他の物理的表面加工を施すことで表現していきます。

◎果肉部分と分離され普段は表に出ない内果皮があらわになった状態のみかんの皮を表現するために、本来のジャケットでは表に出ない縫製や端の処理をあえて表に出すインサイドアウトの表現手法を用います。
また人の手で無造作に剥かれたみかんの皮に着想し、直線ではなく恣意的な曲線で裁断し、端は切りっぱなしとします。

 

★使用素材
レザー

 

★デザインのポイント
具体的な手法についてですが、

◎0.3mm厚の白色レザーの銀面(なめらかな面)は超微粒子の染色型塗料を噴霧することで橙色に着色します。こうすることで最初から橙色であるかのようになめらかで自然なテクスチュアが得られ、これでみかんの外果皮を表現します。これを洋服の裏側にします。
床面(毛羽立った面)は、サンドペーパーで毛羽立たせた上で白色の水性ペンキを厚塗りします。その後乾燥させたものをクラックさせ、毛羽立った繊維と合わせてみかんの内果皮を表現します。これを洋服の表側にします。
◎一般的な服を裏返したときのようにパターンを引き縫製します。結果、内果皮を表現した白色ペンンキ部分が表に、外果皮を表現した橙色が袖裏部分や同じ面が内側から続くラペル部分にあらわれます。
また端の処理はせず切りっぱなしや恣意的な曲線カットを多用します。
パターンだけではなく表面に施す特殊加工が特徴的なデザインです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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